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札幌すすきのの交差点を抜け、夜の帳が下りた新ラーメン横町へと足を踏み入れると、その一番奥にひっそりと佇むのが「味一番つばさ」である。

 

この店はカウンターに十三の席と小上がりに少しの席を持ち、まるで秘密の隠れ家といった佇まいだ。

 

時計の針が深夜を指しても、この店は朝の三時まで灯りを消さない。

地元客はもちろんのこと異国人、旅人、吞んだ〆に訪れる者たちが絶えず出入りする。

個人、団体、友人、恋人同士、時間によってその顔触れは様々で、各々がこの場所で新たなドラマを紡ぎ出す。

ここでは、ラーメンの一杯が人々の心を温め、夜の帳を彩る一色となるのである。

 

この店の麺は、札幌の厳しい冬を乗り越えた人々の心のように、しっかりとコシがあり、そのスープは地元の厚みある文化を思わせる。味一番つばさは、ただのラーメン屋ではなく、人々の物語が交錯する舞台であり、札幌の心意気を体現する場所なのだ。

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